大阪の夢洲(ゆめしま)で開催されている「大阪・関西万博」。子どもも大人も楽しめる話題のイベントですが、今の時期、頭を悩ませるのが、この“異常な暑さ”です。
連日35度を超える猛暑日が続き、日中はアスファルトからの照り返しも強烈!湿度も高く、体感温度は実際の気温よりさらに上がります。とはいえ、子どもが夏休みに入ったこのタイミングに行くしかない、家族みんなで予定を合わせたから今しか行けない、そんなご家庭もきっと多いはず。
「万博は楽しみたい!でも、家族の体調が心配…」
そんな方に向けて、万博を快適かつ安全に楽しむための“暑さ対策”を徹底解説します。
【大阪・関西万博】熱中症予防は服装から!これだけで体感温度は変わる!

まず意識したいのは「服装選び」です。暑さ対策は、実は見た目以上に重要。
選ぶ素材や色で体感温度は大きく変わってきます。
●おすすめの服装
- 色は「白や淡い色」を選ぶ
黒やネイビーなどの濃い色は、太陽光を吸収しやすく、衣服の表面温度が+10℃以上になることもあります。反対に、白やベージュ、パステルカラーなどは反射率が高く、体感温度が下がります。
- 通気性の良い素材を選ぶ
麻やコットン、メッシュ加工のポリエステルなど、風通しの良い素材がおすすめです。体から出る汗を逃がし、蒸れにくくします。
- ゆったりとしたシルエットで風を通す
ピタッとした服よりも、風が通る余裕のあるサイズの方が熱がこもりません。ワンピースやワイドパンツなど、体を締め付けないデザインがベストです。
- 帽子は必須アイテム
日差しを直接浴びる頭部は、熱中症のリスクが最も高い部分。つばの広い帽子や、UVカット機能付きのキャップなどでしっかり守りましょう。
帽子も黒は熱を吸収して熱くなってしまいます。
万博会場では日差しの下にいる時間が長くなってしまうので、淡い色の帽子がおすすめです。
【大阪・関西万博】熱中症を未然に防ぐ!持っていくべきオススメの暑さ対策グッズ

服装だけでは防ぎきれない暑さ!
持ち物にもひと工夫を加えることで、快適さが大きく変わりますよ。
●あると便利!暑さ対策グッズ
- 冷感タオル
水に濡らして首に巻くだけで、体感温度が一気に下がります。繰り返し使えるので経済的。
100均ショップでも購入可能 - 冷感汗ふきシート
ひんやりとした使用感で気分もリフレッシュ。ミント系の香りつきや大判タイプも人気です。
ノーマルの汗ふきシートより、冷感タイプのものがオススメ。 - ハンディファン(携帯扇風機)
USB充電式で手持ちタイプや首掛けタイプなど種類豊富。子ども用に安全な羽根なしタイプも◎。 - 日傘(UVカット機能付き)
女性だけでなく男性も。またお子様にはキッズ用の日傘も活用を。遮熱効果のある生地を選ぶとより安心です。日傘も表地が白のものを選ぶとよいでしょう。 - 塩分補給タブレット・飴
熱中症は水分だけでなく、塩分不足でも起こります。汗をかいたらこまめに塩分補給を。
お水だけでは不十分。若い方も油断は禁物です。 - 凍らせたペットボトル飲料
凍らせたスポーツドリンクや麦茶は保冷剤代わりにも。溶けて飲む頃には程よく冷たい! - 保冷剤とタオル
保冷剤をタオルに包んで首や脇の下に当てれば、熱を効果的に逃がせます。
保冷剤も100均ショップで入手できますよ! - 日焼け止め
何度も塗りなおすのがベター。ただし、缶は万博会場には持ち込み禁止。SNSでは日焼け止めスプレーは持ち込みできたというコメントもあるようですが、液体やミストタイプのものを用意した方が安心です。
ここで1つ注意点です。
ハンディファンは熱風を身体に当ててしまうので、使いすぎると逆に熱中症のリスクを上げてしまうこともあるようです。私のオススメは、冷感シートで身体を拭いた後にハンディファンの風を当ててみてください。ミントの効果でスーッとひんやり心地よく感じますよ!
【大阪・関西万博】体調が悪くなったらどうすればいい?もしものときは救護施設へ

どれだけ準備しても、体調が悪くなることはあります。そんなときは無理をせず、すぐに休むことが大切です。
万博会場内には、診療所が3か所(医師・看護師在中)および応急手当所が5か所(看護師在中)設けられています。
次のような症状が出たら、すぐに近くのスタッフまたは警備員に声をかけましょう。
めまいや吐き気がする
顔が赤く、汗が止まらない
子どもがぐったりしている
高齢の家族が息苦しそうにしている
万博会場の医療救護施設の場所は、公式サイトをご確認ください。
● 大阪・関西万博 公式サイト:https://www.expo2025.or.jp/universalinfo/facilities/
まとめ 【大阪・関西万博】酷暑!熱中症予防に持っていくべき暑さ対策グッズ
大阪・関西万博を安全に、そして心から楽しむためには「暑さ対策」がカギです。服装の選び方、グッズの準備、そしてなにより“無理をしない”こと。これらを意識するだけで、猛暑の万博体験はぐっと安全で快適になります。
特に小さなお子さんや高齢のご家族が一緒の場合、早めの休憩や予定変更も選択肢に入れておきましょう。体調に異変を感じたら「ちょっと休む」「今日は帰る」という決断も大切です。
暑さに負けず、家族みんなで安全に楽しんでくださいね!