ベルギー館の屋上レストラン「Revive(リバイブ)」は、万博でも人気のレストランのひとつ。ベルギー料理をゆったり楽しめると聞いていたものの、「入り方がわからない」「待ち時間が読めない」と利用の仕方にとまどう人も多いはず。そこで、私が実際に訪れてみた体験をレポート。入口の場所・入り方、メニューの特徴、混雑状況や回転の早さまで、知っておきたいポイントをわかりやすくお届けします。
【パビリオン概要】ベルギー館はどこにある?レストランの入口はどこ?
ベルギー館は西ゲート近くのセービングゾーンに位置し、生命科学と医療をテーマにしたコンテンツが展示されています。いつも大行列ができているイタリア館の隣です。レストラン「Revive」はこの建物の上層に設置されており、屋内のテーブル席の他、眺めの良いテラス席も用意されています。
レストランの入口はパビリオンの展示室への入口とは別です。パビリオン前にはテイクアウト専用のフードドラックがありますが、フードトラックに向かって左側に、レストランへの階段に繋がる専用の入口があります。階段を上がって左側がレストランの入口です。右側には屋上に出られる扉があり、レストランの行列に並べないときでも屋上に出ることは可能。屋上にはバーがあり、そこでドリンクを購入し、並べられているクッションの上でくつろぐこともできます。
【メニュー】 レストランで提供されるベルギー料理は?

ベルギー料理の特徴は素材を生かした素朴さと、ビールやチョコ、ワッフルなど菓子文化の豊かさ。Reviveでは定番のフランドル風ビーフシチューやムール貝、ベルギーワッフルなどのデザート、そして様々な種類のベルギービールが揃います。ビーフシチューやステーキにはフライドポテトが付いてきますが、ベルギーではマヨネーズを付けて食べるのが特徴。デザートにはブリュッセルタイプのワッフルにアイスやビスコフ(Biscoff)クランブルを添えたメニューなど、万博らしいラインナップが人気です。
支払いは会場の方針に準じてキャッシュレスのみ。スマホ決済やクレジットカードなどの支払い方法をご準備のうえ、ご利用くださいね。
【体験レポート 】 レストランに実際に入ってみた

私が訪問したのは一般入場者数17万人超えの日。昔、ベルギーに旅行したときに食べたバケツいっぱいのムール貝のおいしさが忘れられず、どうしても閉幕前に入りたいと思っていました。待ち時間の情報を調べていきましたが、夏休み期間に入る前の情報が多く、閉幕が近づき大混雑が続く最近の状況では、あまり参考にならないと思っていました。
朝9時台に入場できた場合はそれほど待ち時間なく入れるようですが、その後は閉店まで常に満席が続く状況。私は11過ぎに会場に入ったため、お昼のピーク時をずらして、15時頃にレストランに行ってみました。にもかかわらず、並ぶことも中止されている混み具合。パビリオン内では受け入れの再開を待つことができず、時間をおいて戻ってくるように促されます。そこで、一度外に出て近くのベンチで待機した後、15時半頃に戻ったところ、その間に受け入れが再開されていたらしく、ギリギリ最後の1組として滑り込み。無事、列に並ばせてもらうことができました。私の後に来た方は受け入れ停止で並ばせてもらえなかったので、こればかりは本当にタイミングです。
店内の受け入れが中止されている間も、テラス席でも構わないという方は、先に案内されていました。ただ、この酷暑の中、テラスで落ち着いて食事をするのはかなり厳しいと思われます。
店内は思ったより広く、テーブル数も多いので、並べた後は30分~60分程で案内されることが多いかと思われます。ちなみに、私はこの日は1人での訪問。運よくカウンターの1人席が空き、前に並んでいるみなさんが複数人での訪問だったこともあり、優先的に15分ほどの並びで店内に案内いただくことができました。
注文したのは、ムール貝の白ワイン蒸し(ハーフサイズ)、バゲット、そしてデザートにブリュッセルワッフルのバニラアイス&ビスコフクランブル添え。ムール貝は貝の旨味がしっかり出たスープに、にんにくやセロリの香りが効いており、ハーフサイズでも十分満足感のある量。ワッフルはもっちもち~!バニラアイスとビスコフの香ばしさが相性抜群。涼しい店内でゆったりとベルギー料理を満喫することができました。
【まとめ】並ぶことさえできれば回転は早い!
入店待ちの列に「並べるかどうか」が大きなポイント。列が長くなると受け入れ停止になることが頻繁にあるため、「今日はレストランに入るぞ!」と決めた日は、時間をおいてときどき戻って様子を伺い、列に並べるタイミングを伺う必要があります。人気メニューのムール貝やワッフルはハズレなし。ぜひ、おいしいベルギー料理を体験してくださいね!

