【大阪関西万博】EARTH MARTで25年後の梅干しに願いを！

2025年6月26日

2025年大阪・関西万博の心に響くパビリオンのひとつが「EARTH MART（アースマート）」。特にご家族で訪れる方にとっては、思い出に残る特別な体験となるでしょう。
なかでも注目は、「万博漬けプロジェクト」。25年後にいただける梅干しの引換券と絵馬カードで、家族の絆と未来への思いをつなぐ素敵なプロジェクトです。

【大阪・関西万博】EARTH MARTはどんなパビリオン？場所は？予約必要？

EARTH MARTは、会場の中心に位置するシグネチャーゾーンにある一際目立つパビリオンです。建築は隈研吾氏が手がけたもので、黒い外壁と茅葺き屋根が印象的。昔ながらの日本的要素と、洗練された未来感が融合したデザインが魅力です。

EARTH MARTは事前予約が必須

このパビリオンは完全予約制となっています。

２か月前抽選
７日前抽選
３日前空き枠先着
当日登録

予約のタイミングはいくつかありますが、この記事を書いている６月末の時点では３日前空き枠先着で予約を取るのは他のパビリオンも含めてかなり難しい状況です（サイトに入るのにも１時間以上順番待ちをしなければなりません）。行かれる方は、２か月前、７日前の抽選を狙いましょう。

もしそこで落選した場合は当日登録のチャンスがありますが、当日登録は空きが出たタイミングで早い者勝ちとなるため、複数人で予約を取るのは厳しいかもしれません。
おひとりで行かれる方なら当日登録で予約をゲットできる可能性はグッと広がります！実は私も１人で行った日に、当日登録でEARTH MARTに入ることができました。

所要時間は約30～45分。クイズ形式の展示があったり、画面に映る自分の顔が生きものに変わったり（私の顔はタコになりました！）、親子で楽しみながら「いのちをいただくことの大切さ」を学ぶことができますよ！

【大阪・関西万博】EARTH MARTのテーマは「食を通じて、いのちを考える」

このパビリオンは「食といのち」をテーマとし、プロデューサーは小山薫堂さん。展示を通じて、普段何気なく口にする食材の背景や生命に対する感謝を改めて感じられる構成です。

最初に案内される部屋では、松本潤さんがオープニング映像に登場！本当においしそうにお米を召しあがるんです！炊き立てのお米って１番のごちそうですよね。

展示のコンセプトとおすすめのポイント

“いただきます”の意味を再確認する
ひとつのいのちをつなぐためにどれだけのいのちが必要なのか？「いのちをいただくこと」の重みと感謝を感じられます。
「いのちの売り場」で感覚に響く展示
日本人が一生をかけて食べると言われる２万8000個の卵の模型で作られたシャンデリアや、食品のサステナビリティを示す数に関するクイズなど、視覚・体感を使って学べます。
「みらいの売り場」で未来の食に触れる
昆虫食や培養肉など、2050年の食を想像させる展示も充実。大人も子どもも驚く発見があります。
私が１番驚いたのは、未来のお米のコーナーの「親子米」。未来ではお米だけで親子丼が味わえるようになるかもしれません！
空間美にも注目！
隈研吾氏の建築美が随所に光り、木や自然素材を感じる穏やかで心地よい空間です。

【大阪・関西万博】EARTH MARTで漬けた梅干しを25年後にいただけるって本当？

本当です！EARTH MARTの目玉体験「万博漬けプロジェクト」では、会期中に実際にパビリオン内で紀州梅の会と天草市が提供する塩で梅を漬ける様子を見ることができます。私が行ったときには、ちょうど前日に漬けられた梅が入った樽が展示されていました。
来館者には、2025年の万博会期中に漬けた梅干しを2050年に受け取れる「梅干し引換券」が配布されます。
2050年に開催されるイベントの情報は、引換券のQRコードから確認できるそうですよ！私もそれまで元気でがんばらなきゃと、歳をとる楽しみが１つ増えました！

絵馬カードに“未来への思い”を込める

梅干し引換券の隣に置かれているのが「絵馬カード」。来館者はこの絵馬カードに未来へのメッセージを書いて壁に吊るします。展示後は熊野本宮大社で祈祷のうえ、紀州梅の会が2050年まで大切に保管してくれるとのこと。「25年後も家族みんなが幸せに笑っていますように」などのメッセージとともに25年後の梅干しに想いを馳せる。なんだかとてもロマンを感じませんか？