大阪・関西万博で大人気だったヨルダン館。その象徴ともいえる砂漠の“赤い砂”と映像展示が、なんと鳥取県・境港市にお引っ越しすることになりました!「ヨルダン館、入りたかったけど予約が取れなかった……」と閉幕後にしょんぼりしていた方には、かなりうれしいニュースですよね。
しかも常設展示として、鳥取に復活。まさに、万博が生んだ「サンド・アライアンス(砂同盟)」の絆です。
大阪・関西万博での展示内容は?
大阪・関西万博のヨルダン館は「砂漠の上を歩ける」ことを重要な体験として作られたパビリオン。会場では赤みを帯びた砂が床一面に敷かれ、裸足で砂を踏むことで、まるでワディ・ラム(Wadi Rum)の砂丘に立っているかのような感覚を味わえました。ワディ・ラムは、スターウォーズが撮影された砂漠。サラサラした砂の感覚が足裏に伝わることで、視覚にとどまらない“身体で感じる展示”になっていたのが印象的です。
さらに、円形の会場で砂の上に座ったまま、ヨルダンの星空や砂漠の景色、文化を映し出した幻想的な映像に360度包み込まれ、まるで現地居るようなような演出が。視覚だけじゃなく、触覚や空気感まで体験を作り上げていて、まさに万博ならではの没入型の展示でした。
私も運よく当日予約が取れて家族でヨルダン館に入ることができました。砂漠の上を歩くというレアな体験に、子どもたちが大興奮!パビリオンを出た瞬間から「もう1回入りたい!」とせがまれましたが、予約が取れないためそのときが万博会場での最初で最後の体験になりました。
【2026年開設予定】境港市の「夢みなとタワー」にヨルダン館を再現!
そんなヨルダン館の赤い砂と映像展示が、鳥取県境港市のランドマーク「夢みなとタワー」に常設展示されることが決定しました!
展示場所はタワー内の3展示室で、2026年1月頃のオープンを目標に準備が進んでいるとのこと。正式なオープン日はまだ発表されていませんが、地元ではすでに大きな話題になっているようです。砂も映像も、万博で使われていた“本物”。鳥取の地でまたあの空気感を味わえると思うとワクワクしますね。
■ アクセス方法は?
夢みなとタワー
住所:鳥取県境港市竹内団地255-3
- 車:米子自動車道・米子ICから約30分(大阪からは3時間30分)
- 電車+バス:JR米子駅 → JR境港駅 → そこからタクシーで約15分ほど
- 周辺には海鮮市場や温泉も多数!
なので、1日かけてのんびり観光するプランにもぴったりです。
オープン時期が近づいたら、夢みなとタワーの公式サイトで展示の詳細や料金などをチェックしておくと安心です。
【あわせて行きたい】境港といえば「水木しげるロード」もはずせない!

境港に行くなら、絶対に外せないのが水木しげるロード。境港はゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげるさんの出身地です。鬼太郎や妖怪たちのブロンズ像が商店街にずらっと並んでいて、写真を撮りながら歩くだけでも楽しいスポット。
妖怪をテーマにしたグッズショップやカフェも多くて、ぶらっと散歩しながら食べ歩きするのもおすすめ。目玉おやじをモチーフにしたスイーツなどもたくさん。夜になるとライトアップや音による演出があり、昼間とは別の雰囲気に。妖怪の影が周囲の壁や道路に照らし出され、妖怪ワールドが楽しめます。
夢みなとタワーからも近いので、ヨルダン館の展示とセットで巡るのが観光の定番コースになりそうです。
【まとめ】鳥取で万博ヨルダン館をもう一度体験しよう!
万博が終わってしまった寂しさがまだ残る中、「ヨルダン館をもう一度体験できる」と聞くと気持ちがぐっと明るくなりますよね。赤い砂の感触や、砂漠の映像に包まれる神秘的な空間。ヨルダン館ならではの世界観が鳥取でまた楽しめる日が近づいています。
2026年1月のオープン予定なので、旅行の計画を立てておくのもアリ。境港のグルメや観光スポットと組み合わせれば、満足度の高い旅になること間違いなしです。正式なオープン情報が出たら、また最新情報をチェックしてみてくださいね!

