大阪・関西万博では、世界中からさまざまな国が参加していますが、その中でも注目を集めているのがクウェートパビリオンです。
「砂漠の砂に触ってきた」「寝転んで星空を見上げる展示に感動」など、SNSや口コミでも話題に。この記事では、実際に訪れた体験を交えながら、クウェートパビリオンの魅力をご紹介します。
【パビリオン概要】人気のクウェートパビリオン!予約は必要?所要時間は?

クウェートパビリオンは、万博会場の「エンパワーリングゾーン」にあります。中国館やブラジル館の近くで、白い曲線が美しい、羽を広げたような特徴のある外観が目印です。昼間は青空に映え、夜にはライトアップされて幻想的な雰囲気になります。
クウェートパビリオンは人気が高く、7日前の抽選予約や3日前の空き枠予約はすぐに満員になることも。ただし、予約なしでも当日並べば入れることがあります。混雑状況にもよりますが、朝早く入場できればチャンスは十分あります。
所要時間はだいたい30〜40分ほど。展示がたっぷりあるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
【展示内容】さらさらの手触りに驚き!砂漠の砂で宝探し

館内は、クウェートの歴史や自然、未来のビジョンを感じられるエリアに分かれています。映像だけでなく、実際に「触って」「動いて」体験できるのが、このパビリオンの面白いところです。
砂漠の砂を触ってみよう!
まず目を引くのは、砂漠の砂の展示エリア。テーブルのような台に敷かれた砂は、実際に触ることができてさらさらの質感。指の動きに連動してそこに映像が浮かび上がり、サソリや砂漠の植物が出てくるという、まるで宝探しのような演出が楽しめます。
子どもはもちろん、大人も夢中になって触ってしまいます。
すべり台やダンスが楽しめる映像も
館内には小さなすべり台や、音楽と映像の女性の動きに合わせて体を動かせるダンス体験コーナーも。他にも子どもたちが跳ねたり回したりと体験できる展示がたくさんあり、元気いっぱい楽しめます。
遊びながらクウェートの文化や自然に触れられる展示が、ファミリーには特に大好評のパビリオンです。
最後は星空を見上げてリラックス
展示のラストは、天井いっぱいに星空や幻想的な映像が広がる“ドームシアター”へ。来場者は柔らかい床に寝転がり、ゆったりと空を見上げながら、クウェートの未来や地球環境をテーマにした映像を鑑賞します。
砂漠の静けさを感じさせる音楽が流れ、雄大な星空の下に寝転がっている気分に。万博の中でも、かなり“癒される”展示のひとつです。
【体験レポ!】クウェートパビリオンに実際に入場しました!
ここからは、私が実際にクウェートパビリオンに入った体験レポートです。
入口からすでに別世界
私は予約なしで並びました。私のすぐ後ろで入場規制がかかり並べなくなってしまったため、滑り込みで並べてラッキーでした。週末の混在した日で、1時間以上並んでようやく入口へ。扉をくぐった瞬間、ふわっと白檀(びゃくだん)や香木のような香りが漂ってきました。香りの効果も相まって、少しスパイシーで落ち着いたオリエンタルな空気が広がっています。天井が高く、開放的な空間にワクワクします。
砂漠の砂の手触りにびっくり
砂漠の砂の展示エリアでは、想像以上にさらさらとした感触にびっくり。ほんの少ししっとりしていて、手のひらですくうと、指の間からさらさらと気持ちよく流れていきます。鳥取砂丘に行ったことがありますが、全然違う感触です。
子どもたちはもちろん、大人のみなさんも夢中で触ってましたよ。
ラストの星空の映像で感動
展示の締めくくりは、寝転んで星空を見上げるドーム型の空間。天井いっぱいに広がる幻想的な映像と、心にしみる音楽が流れて、思わずため息が出る美しさでした。照明が落ちて暗くなると、自然と静かになり、最後には拍手が起こるほど。
会場内を歩き疲れた身体には、とても心地よい癒しの空間。このまま永遠に寝転がっていたい……という気持ちになってしまいます。“視覚”と“聴覚”にじんわりくる感動。これはぜひ体験してほしいです。
【まとめ】クウェートパビリオンはお子さまも楽しめる仕掛けがいっぱい!
クウェートパビリオンは、「見るだけ」ではありません。
触れる砂、すべり台、体を動かして楽しめる展示コーナー、そして寝転んで見上げる映像体験。大人も子どもも、五感をフルに使って楽しめる仕掛けがいっぱい!
事前予約が取れなかった場合も、並んで入れるチャンスはあります。
とくにファミリーや、映像体験が好きな方にはぴったりのパビリオン。ちょっと感動したい方にもおすすめです。
万博でどこに行こうか迷っている方は、ぜひ候補のひとつにしてみてくださいね。
“砂と未来”をテーマにした体験が、きっと心に残る思い出になりますよ!